金葵

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王仁子孫

  造りし地酒

     抱く冬

済州島は韓国で唯一のミカン栽培地だが、そのミカンの親は有田ミカンです。その有田ミカンで有名な和歌山県有田郡有田川町で酒造業を営む平松本家のご主人は王仁博士の子孫であるという金達寿さんの著書を手がかりに、冬のある日、有田川町の平松本家を訪問しました。出てきたのは八〇を超すと思われる老婦人で、「王仁博士の子孫であるということが記されている石灯籠があると本に載っているのですが」と尋ねると、「えっ、ああ、ちょっと待ってくださいよ」ということで、しばらくして出てきたのは、五〇くらいのご主人でした。

 「金達寿さんという方が、ご主人に案内されて、王仁博士ゆかりの石灯籠を見せてもらったということですが・・・」「ああ、それは、先代のことです。私はよくわかりませんが、石灯籠はありますよ」といって、愛想良く案内してくれた。たしかに「吾祖高志之臣(あがそこしのおみ)」と刻されていました。高志神社が、藤並神社に合祀された際の記念に明治四十二年(1909)建立されたものでした。高志氏族の子孫である平松本家は町の旧家で、「金葵(きんあおい)」や「宗祇(そうぎほまれ)」というお酒の醸造元で知られ、高志氏は、王仁博士の子孫で、かの有名な行基菩薩を輩出しています。

 買い求めた「金葵」と「宗祇誉」を抱きしめて、王仁博士を偲び、ご主人と記念撮影をしました。子孫がお造りになったお酒の味は、まだ賞味していませんが、後の楽しみにして、いましばらくは封を切らずにおいておきます。


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このページは、KSYが2010年4月17日 23:55に書いたブログ記事です。

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